ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを接種しました
2021年10月20日現在「デルタ株どこ行った?」って状況ですが、先月と今月の2回、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを接種しました。
接種前
5月に長男が生まれたので育児を優先しワクチン接種は先延ばしにしていました。ところが夏休み頃から感染状況が変わってデルタ株が大流行。若年層でも重症化していると報道され始めたので接種の検討を始めざるをえなくなりました。
ただ、もしすでに中和抗体を保有しているのなら接種の優先度は下がるので、まずは中和抗体検査キットをネットで取り寄せて簡易検査してみることにしました。
↑ 結果は陰性。もし中和抗体を保有しているのなら「T」のところに線が出ます。
陰性の理由としては、
- 過去に感染したことがあって一度は抗体ができたが、今は減少した。
- 過去に感染したことがあったが、十分な抗体ができなかった。
- そもそも過去に感染していないため抗体がない。
- 検査キットの不具合。
などが考えられますが、とりあえずこの検査キットで判定できる量の中和抗体は保有していないと分かりました。なお、購入した検査キットは「研究用」であり、国に正式承認されたようなものではないと思われます。購入は自己責任で。
というわけで改めてワクチンの予約を取ろうかと色々調べ始めたのですが、8月中旬時点でなんと予約に空きなし。こりゃ困ったなと思っていたのですが、予約の空き状況を Twitter で流してくれている診療所のアカウントがあり、そのアカウントをウォッチし続けてすぐ8月下旬に9月の予約枠をおさえることができました。
接種1回目
9月上旬に1回目の mRNA を接種しました。接種から24時間、48時間と経過しましたが発熱することなく、接種部位にやや痛みがある程度の副反応でした。少し眠気と疲れも感じましたが、育児で夜中に起きることも多々あったのでワクチン接種の影響なのかどうか分かりませんでした。
目立った副反応も少なくて良かったなぁと思っていたところ、10日目になって接種した腕に赤みとかゆみが広がって、いわゆる「モデルナアーム」な状態になりました。ファイザーなのに。
どうやらモデルナに限らず mRNA ワクチンではこのような過敏性副反応が発生するそうです。ファイザーでは「稀に」だそうですが、Twitter を検索すると報告してる人がたくさんいました。なお、私のファイザーアームは数日で治りました。
さて、この頃になるとニュースなどで「中和抗体の量を調べてみた」といった特集をちらほら見かけるようになってきました。それによると接種1回でも少量の中和抗体が生成されているそうです。そこで接種から15日ほど経過したところで再び中和抗体の有無を調べてみました。
↑ 結果は再び陰性。
このキットで判定できる量の中和抗体はまだ生成されていないようでした。
接種2回目
1回目から33日後の10月上旬に2回目の mRNA を注入しました。2回目のほうが副反応が強いと聞いていましたがやはりその通りで、接種部位の痛みは1回目の約3倍、翌日夕方には37.8℃まで発熱したのでカロナール200mgを2錠服用しました。そしてかなり喉が乾きました。自宅に経口補水液があったので飲んでみたらなかなか潤いました。おすすめです。
接種後2日目は明らかな倦怠感と眠気もあり完全にダウン、3日目はカロナールのおかげで解熱したものの完全回復まで60%くらいの体調で、やはり少し活動したら少し休むという状態。接種後4日目にようやく完全回復となりました。有効成分がファイザーの3倍以上あるらしいモデルナのワクチンを接種していたらどのくらい発熱していただろうかと考えるとちょっと怖い。
また、今回はファイザーアームが接種後4日目から発生しました。免疫細胞の反応による炎症と考えられているそうなので、1回目よりよく体内の免疫が活動していたせいだろうと思われます。
さて、2回目の接種から7日程度経過すると十分な量の中和抗体が生成されるらしいので、接種から10日経過した昨日もう一度中和抗体の有無を調べてみました。
↑ 反応ありました。
前回までは何分待っても T のラインは出ませんでしたが、今回は試薬を垂らしてから1分で薄っすらと線が見え始め、数分後にははっきりと現れました。
なお、このキットで分かるのは中和抗体がこのキットで検出できる閾値を超えているというだけ。具体的にどのくらいの量があるかは分かりません。また、中和抗体を保有しているからといってコロナに感染しないとも限りません。「デルタ株、ワクチン接種後感染者も感染広げる可能性、証拠を確認」といった情報もあり、引き続ききちんと感染対策を実施する必要があります。しかし、重症化を防ぐことはできるのでそれだけでも安心です。
ワクチンの接種後に死亡したといったニュースを見ると、接種するのが怖いと感じるかもしれません。実際、自分自身も少し怖いところはありました。しかし「心臓突然死の対策などAEDの知識|日本AED財団」のサイトによると、1日平均で約200人が心臓突然死で亡くなっているそうです。他の要因も含めるともっと多いでしょう。すでに日本の人口の7割以上が1回目の接種を実施した今日において、突然死した人がワクチンを接種済みである確率は当然増えます。
また、接種後に激しい運動をするなどして心筋炎を発症してしまうケースは稀にあるそうです。これは注意しなければなりませんが、ワクチン接種後に激しい運動を控えるのは何も新型コロナウイルスのワクチンに限った話ではありません。また、赤ちゃんが定期的に接種しているワクチンであってもかなり低い確率で有害事象が発生することがあり、どんなワクチンも完璧ではないですね。
ワクチンを接種するのも接種しないのも本人の自由ですが、ワクチンを接種したくても受けられない人もいます。例えば、ワンオペ育児をしている人にとっては副反応でダウンするのは死活問題なので避けたいところです。なのでワクチンを接種できる人はなるべく接種を検討し、すべての人が日頃の感染対策を十分におこなって、医療が逼迫しないよう協力していきましょう。
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