人ができないこととコンピュータができないことのマッシュアップ
はてな検索がGoogleの検索エンジンを導入し、検索結果に被ブックマーク数を表示するようにしたことで、これまでFirefoxでGreasemonkey使っている人くらいにしか馴染みのなかった「Google検索結果 + 被はてなブックマーク数」という最強タッグを誰でも見れるようになりました。
Google検索は、お目当ての情報が見つかりやすいという点でかなり優れています。しかし、そこはあくまでロボットが複雑なアルゴリズムを用いて計算して出した結果。検索結果の1位に表示されるサイトが必ずしもお目当てのものとは限りません。
そこに被はてなブックマーク数が加わると、状況が変わります。例えばセキュリティ情報について知りたいと思って「セキュリティ」というキーワードではてな検索をすると、このような結果になります。検索結果の1位ではない(この記事を書いた時点では6位)「セキュリティホール memo」というサイトに対して、170以上の被ブックマーク数があることが分かります。他の検索結果の被ブックマーク数とは雲泥の差です。
この被ブックマーク数によって、検索結果の中で多くの人から評価されているサイトはどれなのかがひと目で分かります。これはGoogleの優秀なPageRankアルゴリズムをもってしても成し得ない結果です。むしろ、人ができないことをGoogleの検索エンジンがやって、Googleの検索エンジンができないことをはてなブックマークがやっていると言えるでしょう。
このような、人ができないこととコンピュータができないことのマッシュアップが、ウェブをますます面白くしていくのだと思います。
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