ThinkPadのレノボがネットブック「IdeaPad S10e」を発表
「レノボ・ジャパン ウルトラモバイルPC」Touch&Tryブロガーイベントが開催されました。最近UMPCやネットブックが各メーカーから相次いで発売されていて、Macユーザの私も多少は気になっています。そして今回、あのThinkPadを開発しているレノボがネットブック市場に参入するということで参加してきました。
ウルトラモバイルPC(UMPC)は正確にはタブレットPCの規格らしいので、タブレット機能がないIdeaPadはネットブックと称したほうがようさそうですが、このあたりは曖昧になっているのでまあいいでしょう。
希望小売価格は54,800円。色はホワイト、ブルー、ピンクの3色ですが、12月6日の発売開始時にはホワイトのみ発売されます。
↑ ホワイト。
↑ ブルー。会場の光のせいでイマイチ青く見えなかったのでレベル補正してます。
↑ ピンク。女性ウケしそうな印象です。
スペックはCPUがIntel ATOM N270、OSはXP Home Editionで、解像度は1024×576、HDDが160GB、メモリは1GBです。重量は1.38kgで、バッテリー駆動時間は5.3時間。
↑ 縦576ピクセルってのが他のネットブックよりやや小さい。
↑ バッテリーは長持ちですね。
ThinkPadといえばトラックポイントですが、IdeaPadにはトラックポイントは搭載されていません。当面は搭載しない方針だそうです。
↑ ごく普通な感じのキーボード。
それからIdeaPadにはクイックスタートという機能が搭載されています。これはWindowsのかわりにLinuxベースのOSを起動してウェブブラウジングやチャットなどができるというものです。
↑ 電源を入れて数秒でこのような画面が表示されます。
Windowsを起動せずに利用できるというのがポイントです。ちょっと調べ物だけというときに便利かも。
会場で少し使ってみた感じではタッチパッドのボタンがカチカチ鳴ってしまうのが気になりました。左クリックはタッチパッドで可能ですが右クリックはどうなんでしょ?
インタフェースに関してはUSB2.0が2基、ExpressCard/34、4-in-1メディアカードリーダー、VGAポート、イーサネット、無線LAN、ウェブカメラ、Bluetoothなど詰め込み過ぎじゃないかと思うくらい多彩です。
» Lenovo – レノボのネットブック、IdeaPad S10e 日本初登場!
■レノボが5万4800円のネットブック発表「IdeaPad S10e」は弱点なし!?-パソコンが家電になった時代を象徴する製品?
こんにちは。レノボがとうとう、ネットブックの分野に進出しましたね。私は、この新製品、パソコンが普通の家電になった時代の象徴的なものだと思います。最早、パソコン事業自体は、ローテクのアセンブリ事業の一つに過ぎないと思います。今やIT産業は、パソコンなどの高性能化などには見向きもせず、クラウド・コンピーティングで何ができるかなどを模索する時代だと思います。そんな中で頭脳立国を目指しているインドあたりが、本格的にクラウド・コンピーティングに進出したら、とてつもないことを考え出すのではないかと期待しています。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。