短縮URLとそのリダイレクトについてSEO的に問題ないか調べてみた
Twitter を使っていると bit.ly や tinyurl.com といった短縮 URL をよく見かけると思います。140文字の制限内で URL を投稿するには欠くことのできないサービスです。
ただ最近、短縮 URL で短縮された URL のまま検索エンジンにインデックスされていたり、はてなブックマークにブックマークされていたりすることを見かけることが多くなってきました。
そこで各種短縮 URL サービスで短縮された URL に、ブラウザや Googlebot でアクセスしたときにどのように振舞うか、調べてみました。(めんどくさくて Slurp まで調べていません。)
以下、「通常」とあるのは Firefox のユーザーエージェント、「Googlebot」とあるのは Googlebot に偽装してアクセスしたときの振る舞いです。単純に「301リダイレクト」と書いてある場合は、元記事の URL にリダイレクトしています。
短縮 URL の定番です。各種 Twitter クライアントや TwitterFeed などでよく利用されています。
・通常: 301リダイレクト
・Googlebot: 301リダイレクト
これも短縮 URL の定番。bit.ly が出る前はよく見かけましたが最近は少なくなってきた気も。
・通常: 301リダイレクト
・Googlebot: 301リダイレクト
最近 Twitter で見かけることが多くなってきました。HootSuite という Twitter クライアントを利用していると、この短縮 URL で投稿されると思います。
・通常: フレーム内表示
・Googlebot: 301リダイレクト
サイト自体は AM6 という全然無関係なサービスですが、フィードを Twitter に投稿できる FeedTweet というサービスを利用していると、この短縮 URL が使われるようになっています。
・通常: フレーム内表示
・Googlebot: 302リダイレクトで feedtweet.am6.jp へ
FriendFeed から Twitter に投稿する際に利用される短縮 URL です。
・通常: 301リダイレクト
・Googlebot: 301リダイレクト
※ ただし FriendFeed の設定によって FriendFeed のページにリダイレクトすることもある。
最近はじまった Google の短縮 URL です。Googleツールバーや FeedBurner から利用できます。
・通常 301リダイレクト
・Googlebot: 301リダイレクト
このように、bit.ly, tinyurl.com, ff.im, goo.gl は基本的に 301 リダイレクトで元記事へ遷移、ow.ly は基本フレーム表示だけど Googlebot の場合は 301 で元記事へとなっていて、am6.jp だけ基本はフレーム表示で Googlebot の場合は FeedTweet のページへ遷移するという振る舞いになっていました。
301リダイレクトで元記事へリダイレクトしているサービスの場合は SEO 的には問題ないと認識しています。なので am6.jp だけあやしげ。Googlebot に対してユーザーが目にするものとは異なるコンテンツを返してしまうと am6.jp がクローキングになってしまう気がするのですが、大丈夫でしょうか。。
(追記: 2010-01-15) am6.jp のリダイレクトについてトラックバックいただきました → icoro : FeedTweetの短縮URLは短縮URLとして見られていない?。確かに Googlebot に偽装してアクセスすると 301 リダイレクトするように変更されていますが、IP アドレスまで偽装できないので本物の Googlebot に対しても同様の振る舞いをしているかどうか確認できません。そこで Google で「site:am6.jp」の最近 1 時間にクロールされた検索結果を見てみました。どうも feedtweet.am6.jp の description に設定されている内容が表示されています。なので、本物の Googlebot に対しては以前と同様の振る舞いをしているのかなと予想。ちなみに Google の検索結果ページがリファラの場合、am6.jp の URL は feedtweet.am6.jp にリダイレクトします。
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