【ケータイ会議】ARROWS NX F-04Gの虹彩認証について使いはじめの所感
ケータイ会議にて ARROWS NX F-04G をレビュー中です。さっき気づいたのですが今回のケータイ会議には「ケータイ会議 ARROWS NX F-04G(矢)!」という名前がつけられておりました。アップアップガールズの改名企画にちなんでいるようです。
» ARROWS × アップアップガールズ(矢) CALL!アプガCALL! キャンペーン
TransferJet についてはそのうちレビューしたいと思いますが、今回は本機種のもうひとつのウリである「虹彩認証」について書いていきます。
虹彩認証の様子
画面を見るだけでスマートフォンのロックを解除できるというこの機能。具体的には端末上部に搭載されている虹彩認証用のカメラと赤外線によって瞳の「虹彩」を撮影、パターン認識などの技術を駆使して登録済みの所有者のデータと照合して認証します。
↑ 赤く光っているのが虹彩認証用のLED、一番右が虹彩認証用カメラです。
実際に虹彩認証によってロック解除している様子を30秒ほど動画で撮影したのでご覧ください。
» ARROWS NX F-04G 虹彩認証 実演 – YouTube
前半は裸眼で、後半は眼鏡で試していますが、見ての通りいずれもファインダーに両目が入った瞬間にロック解除されてるのが分かると思います。
カメラとの距離や角度をつかめばこのように瞬時にロック解除できるのですが、なかなかうまくいかないこともあります。なお、このファインダーは慣れない初心者のためのガイドなので設定でオフにすることもできます。
虹彩認証について
従来の指紋認証では他人受け入れ率が約1万分の1だったそうですが、虹彩認証では約10万分の1にまで向上しているそうです。統計的には10万人に1人の割合で自分と同じ虹彩を持った人がいるかもしれない…ということですがそれを見つけるのはほぼ不可能でしょう。
ケータイ会議の他のメンバーの端末で試してみましたが、当然ながらロック解除できませんでした。
暗証番号やパターンによる認証は他人から覗き見されたり推測されたりする恐れがありますが、生体認証であればそのあたりのリスクは回避できます。また、指紋認証では寝ている時にロック解除されるという恐れもあるようですが、虹彩認証では寝ている間にこっそりやろうとするのはなかなか難しいのではないかと思いますし、そこまでされる同居人がいる場合は別の問題を解決しなければならないと思われます。
以前どこかのレビュー記事を見たときに、虹彩認証は眼鏡だとダメなのかなと思ってたのですが、眼鏡を外したほうがいいのは虹彩の登録時だけで、通常使用時は眼鏡OKです。また片目だけでも認証可能なので万が一眼帯をすることになっても大丈夫です。逆に両目であっても虹彩が見えないとダメなので、サングラスやカラーコンタクトはNGのようですね。詳しくは以下のサイトをどうぞ。
» 虹彩認証に関する疑問・質問|富士通|ARROWS NX F-04G スペシャルサイト
指紋認証では無理な手袋をしている状態でのロック解除などができるのは便利です。なのでこの機種が冬モデルだったらその便利さを実感できたのでは…。
直射日光や歩行中は苦手
近未来的な虹彩認証ですがうまくいかない場面もいくつかあり、いつでもどこでもロック解除を虹彩認証でおこなうというのは不便だなと感じてます。
例えば直射日光の当たっている場所。実際に何度か試みてみましたが、ずっとロック画面を見つめても一向にロック解除されません。「もっと知りたい!虹彩認証!|富士通|ARROWS NX F-04G スペシャルサイト」にもあるように太陽を背にするといいそうですが、できないシーンもありますしね。。また、歩きスマホは危険ですが、歩行中に虹彩認証でロック解除というのも困難なものがあります。
一方で、寝ている時など暗い部屋では問題なくロック解除できます。ディスプレイを隠して虹彩認証用の赤外線だけに照らされる状態で試してみても大丈夫でした。
そもそも何のためにスマートフォンをロックするのか
そもそもなぜスマートフォンに認証をかけてロックをするのかという点を考えると、
- どこかでスマホを紛失した際に中身を見られないようにするため
- 飲み屋で離席した時などに友人に操作されないようにするため
- 同居人に中身を見られないようにするため
といったことが挙げられます。つまり「他の人に見られないように」というのが大きな理由で、逆に言うと「自分が所持している間はロックされてなくてもよい」ということになります。
その点に着目した Android 5.0 の「SmartLock」という新機能があってその機能が今回の機種でも使えるというのを、せうさんの記事で知りました。
» せうの日記:[K:F-04G]Iris Passportの「欠点」をAndroid Wearでどうにかしてみよう
BluetoothやNFCなどで接続された機器を「信頼できる端末」として Smartlock に登録しておけば、その機器が F-04G に接続されてる間はロック画面の認証をスキップできるという仕組みです。スマホに接続できる機器を持っていること前提なので誰でも使えるわけではないですが、これかなり便利なのではと思います。
あと F-04G は相変わらず端末サイズが大きく、通常併用する暗証番号やパターン認証なども片手入力が煩わしいんですよね。なので併用するなら指紋認証を併用したい。次の機種ではダブル生体認証にならないかなぁと期待しております。
モニター7日目 今日の満足度 ★★☆☆☆ (2)
やっぱり熱い。ちょっとアプリを使っただけでなぜこんなに熱くなるのか。
最新スマートフォンARROWS NX F-04Gをブロガーが自由にレビューする、富士通主催のモニター企画です。端末は無償で提供されており通信料は各自の負担、モニター終了後の返却は必要なく、そのまま使い続けることができます。
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