半数のユーザは、まだ1024×768のディスプレイを使っている
この図は、このブログを含む私が管理するサイトにアクセスしたユーザのPCの、ディスプレイ解像度の統計情報です。グラフを見て一目瞭然ですが、50%以上のユーザが「1024×768」(XGA)のディスプレイ解像度で閲覧していることが分かります。この解像度は、ノートパソコンや数年前のPCで主流のディスプレイ解像度で、現在最も普及している解像度だと思います。また、グラフの残りの半数を見てみると、ほとんどが1024×768より高い解像度であることが分かります。つまり、ユーザのPCの解像度は、半数が1024×768で、半数がそれより高い解像度だということになります。
1024×768の解像度の場合、開くブラウザのコンテンツ表示部のサイズは、適当ですけど大体7割の870×530程度になります。ですので、Webサイトを作成する場合は、この870×530程度の解像度を意識して作成する必要があります。というのは、それより大きな解像度を意識してサイトを作成してしまうと、半数のユーザのブラウザで見づらいサイトとなってしまうからです。
しかし、最近は明らかに高解像度での閲覧にしか適さないくらいサイトの幅が大きかったり、サイトを開いて最初に表示される部分の大半が広告だったりすることがあります。これは、サイトを作成している人たち、もしくはサイトの作成を依頼するクライアントの人たちのPCのディスプレイが、高解像度であることが原因ではないかと思われます。会社で使うディスプレイは、資料を作成する場合など、高解像度のほうが都合がいいです。しかし、そのままの解像度で完成したサイトをチェックしてはいけません。必ず、XGAの解像度で見栄えをチェックする必要があると思います。
「Webサイトの評価の判断が瞬時になされる」という研究調査結果も発表されています。サイトの最初の印象が「見づらい」とならないようにすることが大切です。
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